JavaScriptの変数宣言
JavaScriptの変数宣言というと var が良く知られています。手慣れたプログラマならもはや常識です。しかし、今や var 宣言は過去の遺産です。ECMAScript 2015(ES6) からは、let と const を使います。では実際のコードを見てみましょう。
let myString = "あいうえお";
let myNumber = 32;
特に難しいことはありません。const も次のようになります。
const myString = "あいうえお";
const myNumber = 32;
const と let の違いは、
- const は 再代入しない変数
- let は再代入可能な変数
です。const という名称から、定数と表現することもありますので、最初のうちはそういうものかと思っておいて構わないと思います。
const 変数に代入すると
試しに、const 変数に代入してみましょう。
const myNumber = 32;
myNumber = 34;
Google chrome デベロッパーツールの Console をみると、”Uncaught TypeError: Assignment to constant variable.” というエラーが出ています。「コンスタント変数に割り当てられています」というようなエラーですね。このように、代入したくない、変えたくない変数に過って代入してしまうバグを防ぐためには、const を使うのが有効なことがわかります。
変数宣言の基本スタイル
const を有効活用していくスタイルは、バグの少ないプログラムを書く上では理にかなっています。
- まず、const で変数を宣言する
- 再代入の必要が生じたときだけ、let に書き換える
このようなスタイルでプログラミングを進めるのがよさそうです。
注
- この記事は、ECMAScript 2015(ES6) を前提に書いています。古い実装では、異なる場合があります。