5月 07, 2021 JavaScript

JavaScriptの変数を宣言する

JavaScriptの変数宣言

JavaScriptの変数宣言というと var が良く知られています。手慣れたプログラマならもはや常識です。しかし、今や var 宣言は過去の遺産です。ECMAScript 2015(ES6) からは、let と const を使います。では実際のコードを見てみましょう。

let myString = "あいうえお";
let myNumber = 32;

特に難しいことはありません。const も次のようになります。

const myString = "あいうえお";
const myNumber = 32;

const と let の違いは、

  • const は 再代入しない変数
  • let は再代入可能な変数

です。const という名称から、定数と表現することもありますので、最初のうちはそういうものかと思っておいて構わないと思います。

const 変数に代入すると

試しに、const 変数に代入してみましょう。

const myNumber = 32;

myNumber = 34;

const 変数への代入で起きるエラー

Google chrome デベロッパーツールの Console をみると、”Uncaught TypeError: Assignment to constant variable.” というエラーが出ています。「コンスタント変数に割り当てられています」というようなエラーですね。このように、代入したくない、変えたくない変数に過って代入してしまうバグを防ぐためには、const を使うのが有効なことがわかります。

変数宣言の基本スタイル

const を有効活用していくスタイルは、バグの少ないプログラムを書く上では理にかなっています。

  1. まず、const で変数を宣言する
  2. 再代入の必要が生じたときだけ、let に書き換える

このようなスタイルでプログラミングを進めるのがよさそうです。

  • この記事は、ECMAScript 2015(ES6) を前提に書いています。古い実装では、異なる場合があります。